
突然「うっ!」と気持ち悪くなり、洗面所に駆け込んで妊娠に気づく。ドラマなどによくある妊娠発覚のシーンですね。
これは典型的な「吐きづわり」の症状ですが、つわりにはこのような症状以外にもたくさんの種類があります。その中でどのような症状が出るかは人によって違いますし、また同じ人でも妊娠ごとにつわりの種類が変わるという話もよく聞きます。
また、その症状が出る程度も全くと言っていいほど感じない人もいれば、入院するほどひどい状態になる場合もあり、つわりとはかなり個人差のはげしい現象であると言えるでしょう。
そのつわりの中でも代表的な症状のもの、「これもつわり!?」と思えるような、ちょっと特異なものまでさまざま症状を集めてみました。
代表的な「吐きづわり」と「食べづわり」
代表的なつわりの症状で、多くの人が経験するのが先にも述べた「吐きづわり」です。
症状はとにかく胸がむかむかしたり、吐き気がしたりして気分が悪く、食べても吐いてしまうといったものです。常に船酔いや二日酔いをしている気分だと例える人もいるつらい症状です。
また、食べ物だけでなく水分も取れない状態になることもあり、このような場合には病院で点滴を受けるなどの対応が必要となります。
また、同じく多くの人が体験するのが「食べづわり」です。
このつわりは名前から「とにかくものをたくさん食べるつわり」だと誤解されていることが多いのですが、実際は「食べないと気持ち悪くなるから食べている」という状態なのです。
こちらは吐き気を抑えるためにたくさん食べてしまい、体重の急激な増加が心配されますので、このつわりの人は気持ち悪くならない程度に少しづつ食べるようにしましょう。
こんな変わったつわりも…
では逆にちょっと変わったつわりの症状を見ていきましょう。
「においづわり」と言われる症状もその一つです。症状は人によって差があるようですが、とにかくにおいに敏感になることが特徴です。
例えば、特定のにおいが苦手になり、その匂いを嗅ぐと気持ち悪くなるといった症状や、「ガソリンのにおいが好きになって困った」と言う人もいるほど、どうしてもそのにおいが好きになってしまうというような症状も見られます。
また、とにかく眠くてしょうがないという「眠りづわり」や、ひたすらよだれが出てくる「よだれづわり」という症状もあります。
このように、つわりは人によって千差万別です。つわりの時期はつらいものですが永遠に続くものではありません。また、つわりの体験は母親同士の話のネタとして盛り上がるものの1つです。
つらかった体験も変わった体験も笑って話せるようになりますので、頑張って乗り越えていきましょう!