
妊娠が判明したら、無事にベビーの元気な顔を見るために、一番気をつけたい流産。
妊娠初期、安定期、出産真近の後期それぞれの時期に起こりやすいものとその種類があります。妊娠12週未満に起こるものを「早期流産」といい、12週以降22週未満に起こるものを「後期流産」といいます。
出血や腹痛などがその兆候であるとされていますが、母体に何の影響も現れず、定期健診のエコー検査で胎児の胎動が止まっていることがわかり、ようやく気がつく場合もあります。
大切なベビーのために、流産の種類とその起こりやすい時期をよく理解し、心と身体の調子を整えて、豊かなマタニテイライフを満喫していただくために、是非この記事を参考にしてみてください。
妊娠初期は一番危険!痛みや出血など流産のサインを見逃さないで
妊娠初期に流産してしまうその原因のほとんどは受精卵の異常であると言われています。
胎児の染色体異常、卵巣の機能の低下によるもの、もともと子宮が胎児を10ヶ月間育むのに適した環境を持っていないことなどが原因で受精卵の細胞分裂がスムーズに行なえないことが原因として挙げられます。また妊婦さんに持病があると流産のリスクも高くなります。
流産してしまうと、多くの妊婦さんがご自分を責めてしまいがちですが、妊娠初期に起こる流産は、ほとんどが防ぎようのないことであることが多いのです。お仕事を持っていて多忙だったり、運動をしていても、それらが原因になることは、まずありません。
流産の兆候として出血や痛みがあります。妊娠初期にこのような症状が出たら早めに産婦人科へ。時期や原因によりますが、流産を防ぐことができる場合があります。
持病をお持ちの方はドクターと相談して少しでも良い状態の時期に妊娠できるようにすることで、流産のリスクを減らすことができます。
女性として、パートナーとの将来や妊娠を意識したら、一日も早く健康的な妊活を始めることをお勧めします。
妊娠後期の流産を健康的な生活と小まめな休息で防いで!
妊娠後期に入ると、いわゆる「安定期」と呼ばれ妊婦さん自身もまた職場や家庭でもちょっと気を緩めてしまうことがあるものです。
ですが妊娠中はやはり細心の注意をはらって過ごしたいものです。心身ともに健康的な生活を心がけましょう。お腹の張りを感じたら無理せず横になりましょう。ストレスにも気をつけて。
妊娠初期に妊婦さんが流産する確立は約13%といわれています。これが中・後期になると約1.6%まで下がります。
この時期の流産の原因の大半は妊婦さんにあると言われています。妊婦さんが気づかない間に病気に罹患していることもあります。
妊娠後期の流産の兆候はやはり出血と痛みですが初期とは違い、大量の出血がある場合もあります。痛みも出産時に近いものであったりします。
後期の流産の兆候があっても適切な処置を受ければ流産を防ぐこも可能ですが、胎児には大きな負担であることには変わりありません。早産、未熟児出産、さらに重大な先天性疾患の原因にもなります。
「安定期」も引き続き、規則正しい生活と健康的な食生活で、妊婦さんもベビーも準備万端で出産の日を迎えたいですね。